・健康診断はもはや「不健康診断」!
・今までは気にした事が無かったのに、再検査になった!
・あまり体重は変わらないのに、お腹だけが出てきている・・・
・メタボ?痩せたらいいんでしょ?
こんにちは、サイト管理人AKIです!
私たちの世代、40代前後の肥満(〝かくれ〟も含みます)は、
ただ「太っている」と片づけることが出来ません。
実は「肥満は成人病の素である」と知ったら、
あなたはどのように感じますか?
では、どういう事なのか、一緒に見ていきましょう!
Contents
脂肪は万病のもと???
メタボという言葉、健康診断の度に耳にしているのでは
ないかと思います。
管理人は「中年太り」の代名詞と位置付けて
いるだけで、本当の意味は分かっていませんでした。
実は、メタボリックシンドローム=
<代謝症候群>と訳します。
この代謝という言葉、前ページにて基礎代謝について
紹介しましたが、この基礎代謝が鍵を握っているのです。
そもそも脂肪は何故あるの?
・脂肪、ほんと要らないんだけど!
・脂肪はどれも一緒じゃないの?
・・・はい、全部管理人が思っていたことです(笑)
体にあって迷惑な存在、脂肪。
実は、無かったら大変な役目もあるのです。
その脂肪にも2種類あるのでご紹介します!
それは、「皮下脂肪」と「内蔵脂肪」です!
皮下脂肪は体温の低下を防ぐ!
まず、皮下脂肪の役割は、
①体の体温低下を防ぐこと
②体への衝撃を和らげる
③ビタミンDを合成する
④女性ホルモンを合成する
という、4つの役割があります。
①、②は想像できますが、
③と④は知りませんでした。
寒い時はどうしようもなく「寒い」と思うものですが、
体はきちっと役目を果たしているんです。
あと、意外と盲点だった「体への衝撃を和らげる」ことですが、
確かに脂肪が無かったら、何かに体にぶつかったり
転倒したりしたら痛いですよね。
内臓脂肪は臓器を固定する役目を持つ!
さて、内臓脂肪はどんな役目を担っているのかと
言いますと、ズバリ
「内臓器を固定し、衝撃から臓器を守る」為です!
もし、内臓脂肪が無かったら、
人間は他の動物と違って直立している生物につき、
重力により臓器は下へ下がり、胃下垂等の
原因にもなってしまいます。
臓器が下がらない為に、腸間膜やじん帯で
固定し、その隙間を内臓脂肪で埋めて
動かないようにしているから、
各内臓がそれぞれの役目を果たしている、
ということになるのです。
皮下脂肪と内臓脂肪の共通の役割もある!
調べると、共通の役割もあるのでご紹介します!
それは、
①エネルギーを蓄える
②細胞を包む膜や男性・女性ホルモンの原料となる
③ビタミンの吸収を促す
ということなのです。
①に関しては、
人が十分な食料が無くても水さえあれば
数日間生きていられるのは「脂肪のおかげ」なのです。
・・・・とは言え、置かれている環境下こそあれど
食料は十分にある通常の暮らしているのなら、
なかなか「水のみで何とか生きられる」という
生活をおくることは無いと思います。
それ以前に通常の暮らしがいかに幸せなことにも
気づかされます。
脂肪がつき過ぎると成人病街道まっしぐら!?
・脂肪にも大事な役目があることは分かった!
だけど、見た目がタプタプだし、
好きな服は着ること出来なくて
体型カバーするものしか着ることが出来ないよ~(泣)
先程まで、脂肪には役目があるとの記述をしてきました。
しかしながら、これは「適切な脂肪の量」こそです。
私を含め、太っていることが嫌でも
分かっているから何とかしたい!と思っているそこのあなた。
実は、つきすぎた脂肪は「万病のもと」なのです。
皮下脂肪が増加してしまいますと
当然のことながら腰やヒザに負担が
かかり、さらには
全身の毛細血管を圧迫してしまうので、
血圧が上がり心臓に負担がかかると
いうことなんです!
さらに、首の周辺に皮下脂肪がついてしまうと、
脂肪が喉を圧迫し、呼吸がしにくくなります。
それがいびきや寝ている間に呼吸がしにくくなる
睡眠時無呼吸症候群の原因にもなってしまいます。
また、女性は男性と比べると
筋力が少ないゆえに、
重くなったお腹のバランスをとるため、
無意識に体が後ろに反り返ってしまいます。
そして、反対に背骨の腰にせりだす為、
背中の筋肉は常に緊張状態となり、
腰痛が起きる原因になることもあるのです!
・・・確かに管理人は腰痛もちです。
脂肪細胞は良いものも悪いものも存在する!
脂肪細胞という名詞が出てきましたが、
脂肪細胞は、体に対して作用する
「生理活性物質」を作り出すのです。
ここで言う生理活性物質とは、
・女性/男性ホルモン ・アドレナリン
・インスリン等 があります。
これらは、高血圧や糖尿病、脂質異常症、
高尿酸血症などの成人病の進行を
遅くするのですが、これにも「適切な脂肪の量」が
ある人向けの話なのです。
というのも、脂肪細胞が作り出す物質の中には、
血圧や血糖値を上げる働きをもつものがあるのです!
さらに厄介な事に、内臓脂肪が増加してしまうと、
生理活性物質の良い物質より、悪い物質のほうが
多く合成されてしまうことも知られているのです。
これによって血液中に余分な脂質が多くなって
動脈硬化が進行し、更には血管のなかで
血液が固まっていく「ドロドロの血液」にさせ、
脳梗塞や心筋梗塞を招いてしまうのです!!
もう少し詳細に述べますと、
上記で出た、体調を整える作用と
脂肪を燃焼させる作用のあるホルモン、
インスリン(膵臓で分泌されるホルモンでもあります)」の働きを
脂肪細胞は良くも悪くもしますが、
内臓脂肪が増加すると悪玉物質の分泌量が
アップします。
こうなると、細胞が血液中のブドウ糖を
取り込む手助けをするインスリンの働きが悪くなり、
血液中のブドウ糖の濃度、即ち血糖値が
下がらなくなってくるのです。
そして脳は膵臓にインスリンを沢山
分泌するよう指令を出しますが、
この高濃度のインスリンには血圧を上昇させる
性質があるので、結果高血圧になるのです。
また、脂肪細胞による善玉物質の減少で
糖尿病にも繋がることが分かっているそうです。
なので、内臓脂肪の蓄積が生活習慣病を
進行させてしまう理由は、
こうした脂肪細胞からくるものなんです。
肥満は決して見た目だけ、
所謂体型の問題のみではないと
いうことがお分かりいただけましたでしょうか?
・脂肪は内臓脂肪と皮下脂肪がある。
・どちらも共通の役割は体温の維持、体への衝撃から守ること
ホルモン合成、ビタミンの吸収がある。
・脂肪細胞は、体に対して作用する「生理活性物質」を作り出し、
高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの成人病の進行を
遅くするが、「適切な脂肪の量」でなければならない。
・内臓脂肪が増加してしまうと、生理活性物質の良い物質より
悪い物質のほうが多く合成されてしまう。
以上、脂肪の役割と脂肪がもたらす
おそれのある内容についてでした!
脂肪にも日々の、人としての生活を送れるように
ちゃんと重要な役割があったのだと判明したものですが、
それは「適切な脂肪の量」だったのですよね。
なので、どうみても適切な脂肪の量ではなく、
明らかに適切な脂肪の量をオーバーしているのなら、
余計なものを食べる欲を「運動して、綺麗な体をつくろう!」という
快感に変えたら無敵なのではないかと
考えた管理人です(笑)
最後までお読みくださり、
ありがとうございました!!